画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「山本倉丘(やまもと・そうきゅう)」は昭和時代から平成時代初期にかけての長い間、京都画壇を牽引していた人物です。

彼は1893年2月17日に高知県幡多郡で生まれました。地元の小学校を卒業後、日本画の世界とは関係のない呉服屋で働き始めましたが、絵を描く事への情熱を捨てきれず、働きながら絵を独学で描いていました。

しかし独学で学ぶのに限界を感じるようになり、一念発起して上京、山本春挙に教えを受けるようになりました。この時山本春挙の画塾・早苗会にも入門しています。

師のもとで独学では学び得なかった様々な技術の数々を習得し、京都市立絵画専門学校に進学しました。
専門学校在学中には『麗日』という作品で帝展で入選しており、学生の身でありながら頭角を現していきました。

戦前の彼のメインフィールドは帝展であり、1933年には『菜園の黎明』で特選を獲得するまでになりました。

師であった山本が亡くなると、さらなる飛躍を目指して堂本印象に師事し、さらなる研鑽に励みました。

戦後になると彼のメインフィールドは帝展から日展となり、他にも京展・関西展といった西日本を中心に活動していきました。

こうして、彼は戦後特に京都画壇の重鎮として名をはせていくこととなりました。

山本倉丘の作品の中で最も有名なのは「花鳥画」です。

四条派の描写法や伝統的な日本画の形式を踏襲しながらも、近代的な絵画の成分も取り入れて描かれた作品の数々は当時の人々には非常に新鮮にうつりました。

現在の我々が見てもモチーフの写実的な美しさだけでなく、そこにはどこか斬新さや品の良さを感じることができる事でしょう。

「山本倉丘」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から90,000円前後の買取金額がついています。

『山本倉丘』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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