画家種類洋画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

鶴岡義雄(つるおかよしお)は、昭和から平成にかけて活躍した日本の洋画家です。

1917(大正7)年、自ら演奏するのみならず、芝居小屋の経営にも携わる、根っからの芸能一家に育った鶴岡は、旧制中学在学中に絵の道に進もうと考えます。

1937(昭和12)年、日本美術学校に入り、専門的な絵画の研究に入っていくと、1941(昭和16)年には「台湾蛮女」で二科展初入選を達成します。

その後戦後になるといくつもの美術団体の設立に関わり、さらには海外への旅行で見聞を広げるなど、より幅と深みのある姿勢を取っていくことになります。

この頃にはキュビズム等の西洋流技法も積極的に取り入れ、作風をより大胆なものに変えていきました。

舞妓さんを描いた作品では、写実的な中にも空想的要素を盛り込み、異国のマドモアゼルを描いた作品は漫画的にと、美人画の中でも趣きを変えています。

同じ美人でも少し立ち位置が違うだけで、端的なまでに表情が変わっていくその雰囲気は独創的で、不思議な魅力があります。

また風景画では無駄なものを含めず、写実と印象を含めていくなど、「素材」を活かす目の確かさも素晴らしいものがありますね。

1990年に日本芸術院賞を受けてからも、様々な役職を歴任し、また作風に変化を加えていくなど、晩年に至るまで意欲を発揮し続けた作家とも言えます。

鶴岡作品で非常に有名なのは、舞妓さんを描いた一連の絵画ですが、現実にいる彼女たちを描きながらも、絵の中の舞妓さんたちは「実存性」が薄いですね。

これはリアルでないことを示すのではなく、むしろ本物のという軸に想像の衣をまとわせたような充実があり、幻想的な一方で現実的でもあります。

そのためか彼の作品は芸術品として非常に価値が高いですね。

買取価格は2万円から10万円前後となっています。舞妓を描いた作品だと価値は高くなります。

ある程度のサイズがある風景画なら、200万円程度の買取価格も期待できます。

『鶴岡義雄』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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