画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

高島北海(本名得三)とは、主に明治から大正にかけて活躍した画家です。1850(嘉永3)年、萩藩藩医の家に生まれ育った彼は、明治維新後、新政府の一員になります。

工部省に入った高島は、地質学など、山に関する様々なことを修め、山口県の地質学図をものにするなど、業績を高めていきます。

その後も専門的な職員としてキャリアを積んでいきますが、当時から彼の画力は格別なものがあり、美術展に日本画を出品に絶賛されたこともあったようです。

壮年期以降仕事の傍ら山水画などの技術も研鑽していき、退職してしばらく経った1902年、五十代にして上京し、「北海」と号して本格的に活動を開始します。

彼の画風は徹底的にリアルに、そしてファンタジックに風景を描き続けたところに素晴らしさがあります。

その力強さは若年からずっと山林の仕事に従事し、それに加え当時最先端の知識を吸収していったという、理論と体感が合体したところにあります。

だからこそ余人の及ばぬ領域にまで彼の作品は到達した部分があり、雄大かつ細密な迫力は胸に迫るものがあります。

また北海の行政官としての地道な仕事も素晴らしいものがあり、現在ではアカデミックな側面から評価が高まってもいるようです。

日本画、山水画をベースにしながらも、様々な場所に足を踏み入れ、専門的見地から「研究」できる目を持っている北海の作は、従来にはない迫真性があります。

それは、今日の私たちが日常的に目にしている動画や映像の世界にも通ずるものがあり、だからこそ、現在流の趣きとも言えますね。

買取価格としては、概ね2万円以上からとなっています。真作という保証がついたものに限られてきますが、掛け軸ならば6万円以上の額も見込むことができます。

『高島北海(得三)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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