画家種類洋画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

鹿子木孟郎(かこのぎ たけしろう)は、明治時代から昭和初期に活躍した日本の洋画家です。

旧岡山藩の武家の家に生まれた彼は、「天彩学舎」にて絵画を学び、やがて上京しますが、脚気にかかり帰郷することになります。

数年後再び上京しますが、彼の本業はずっと図画担当の教師であり、各地で仕事をこなしました。

黒田清輝ら英才が十代後半で留学を果たす中、彼が渡航したのは二十代も半ばになってからでしたが、着実な作風で評判を得ます。

加えてパリでは、ルネサンス期の歴史画の作風を強く受け継ぐ巨匠ローランスからも非常に熱心に指導を受けました。

幾度にも、そして長期にわたるローランスからの教授を受けた鹿子木は、風景画や肖像画に抜群の冴えを示すようになっていきます。

単に目標を正確にとらえるのみならず、光の影の陰影までを、誇張を含めず示し切る筆力は、当時の日本画壇において別格でした。

人物像から風景画まで、彼が興味を示す題材は幅広くありましたが、特に評判が高いのが肖像画です。

和の雰囲気を保ちながらも、シャープで端正に描かれたヨーロッパ流の肖像画の面白さは、写真には決してない魅力を感じます。

画家として大成した彼は、後進への指導にも並々ならぬ情熱を注ぎ、安井曾太郎や黒田重太郎を育て上げるなど、洋画界に多大な貢献をなしました。

また、アカデミックに美術を広め続けたことでも知られ、その実績からレジオン・ドヌール勲章を受賞してもいます。

良い意味で非常に、端正、中庸、堅実を感じさせる作家だけに、現在の日本でも非常に人気があります。

デッサンやコンテ絵でも2万円以上、油彩であれば20万円前後の買取価格となっています。作品によっては100万円前後になることもあります。

『鹿子木孟郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。