硯種類中国美術
レア度
買取価格普通~非常に高い
備考

硯(すずり)とは、書道の際に用いる石作りの道具です。水を溜めるなどして墨をすり「墨汁」を作るものであり、書かれた文字の仕上がりを大きく左右します。

学校の授業や習字のお稽古などで我々にもお馴染みですが、本格的なものになるほど様々な要素が問われることになります。

実用品であるため水漏れなどはあってはいけませんし、繰り返し墨をすり、墨汁を作る行為が円滑に行えなければなりません。

また、万年筆などにあたる美術的文具の観点からすれば、装飾や形状においても良い造作が施されていることが望ましいですね。

さらには使われる石の質によって書の仕上がりが変わってくるので、産地や時代も問われることになります。

具体的には中国の広州など四つの地方で採れた石(端渓石、松花江緑石、紅糸石、黎渓石)を使った硯は「四宝」とも呼ばれ、美術品として価値が高くなっています。

また、貴人の用いていたような名品が残っている場合も少なくなく、そうした硯は思いがけないほどの造作がなされていることがあります。

実用筆記具としては鉛筆やシャープペン、あるいはキーボードが隆盛していますが、文化や芸能としては現役で需要があります。

やはり、学校の授業のレベルを離れて「文化」を学ぶなら、質、造作ともに、それなり以上に優れた道具が欲しいものです。

また、硯は筆に比べて付き合いが長くなりがちですから、始めた頃により良いものを、という気持ちにもつながってきます。

お子様の習い事や、中高年から趣味で始めるといったケースも多く、特に中古市場が大きな分野とも言えるでしょう。

形状や大きさにもよりますが「四宝」であるなら数万円以上、また書道家所有の硯も10,000円から300,000円など買取価格が高くなっています。

分かりやすい装飾だけでなく石の質も問われる分野だけに、ご自宅で見つかったらまず鑑定して貰って損はないと思います。

『硯』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取りなら骨董品専門の買取業者へ

中国美術は長い歴史があり、鑑定にも豊富な経験が必要となります。

しかしリサイクルショップでは正しい鑑定を行うのは難しく、値打ちのある品物でも安く買取りされる可能性があります。

そのため専門の鑑定士がいる骨董品買取業者を選ぶことが大切です。

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