織部茶碗種類茶道具
レア度
買取価格普通~非常に高い
備考

織部茶碗とは、現在の岐阜県の美濃の窯で作られた陶器に見られる様式の一つです。

元々、窯業が盛んだった美濃の地に、豊臣秀吉の後押しを受けた戦国武将、古田織部(重然)が「織部焼」という様式の陶器を作らせ始めたのがきっかけに隆盛したと言われています。

高名な武将でありながら茶の道に邁進した織部は、豪華絢爛を極めた秀吉の茶の湯とも、わびさびに美を見出した利休の流儀とも違う独特のスタイルを確立しました。

さらには大名という権力をフル活用しての品質管理や茶会など、他の茶人とはまったく違う方法で名声を高め、ついには利休亡き後の第一人者として目されることになります。

その自由でありながらも完成度の高い作風は、当時の有力者たちに大変好まれました。

しかし一方で名声を得てから戦国武将の世界から隠居ができないでいた織部が、大阪の陣の際に恩義のある豊臣方と通じているのではと疑われ、切腹を強いられるという事件が発生。

汚名をそそぐことができず、亡くなることになってしまいました。

これを機に織部流の様式は急速に衰退していくことになります。

しかし今日では、形から絵付けまでとにかく自由な織部の様式は、茶人だけでなく様々な芸術家たちにも支持され、織部自身、漫画「へうげもの」の大ヒットで再評価されています。

また瀬戸焼の世界にも「瀬戸織部」というニューブランドが誕生するなど、現代ではもっとも珍重される様式の一つと言ってもいい人気を博しています。

買取価格は歴史的価値のあるもので1万円、有名作家もので10万円から20万円程度となっています。

『織部茶碗』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,査定は骨董品鑑定士に

茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。

リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。

安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。

2,買取り金額アップなら2社以上

あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。

高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。

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