【楽茶碗】の買取価格、相場と詳細について

楽茶碗とは、機械もろくろも使わず手のみを使って仕上げる「楽焼き」という手法を用いて作られたもののことを指します。

かの天下人豊臣秀吉と、その茶道指南役であった千利休にいたく気に入られたこともあり、今日においても茶道の場では広く使われる茶碗の一つとなっています。

一つ一つ手作りですので、どんな達人が作っても多少のブレがあり、また素朴な造作なので作り手の腕前や性質が分かりやすく、そうした点が茶道に好まれているのかも知れません。

子供や初心者が作る簡単な素焼きの作品もしばしば「楽焼き」と称しますので混同しないように気を付けたいところですが、本格的手法によって作られた楽茶碗は異なります。

飲み口の部分に微妙な高低を設けてあったり、茶せんでかき回しやすく、また飲み残ったお茶で見栄えが悪くならないようにとあらゆる点で配慮が尽くされていて、華美ではなく実用にも活きる本物の茶碗という逸品になっています。

その色によって「黒楽」、「赤楽」などの種類がありますが、それぞれに趣きがあり、しかも画一的ではないので、各人が求める喫茶を体現してくれるでしょう。

現代においても非常に「実用的」な形式であり、また美術的な要素も非常に高いことから、1,000円から200,000円以上の買取価格となり、もっと言えば重要文化財クラスの大名品もあるのが楽茶碗の面白さです。

一子相伝本家本元の「楽家」ゆかりの品などに巡り合うことができれば数十万円から百万円以上もの値がつくことも考えられます。

また完全手作業を伝統にしている分野だけに、家に眠っていた茶碗を調べてみたら実は凄い価値が、ということがあり得る、楽しみなジャンルであるとも言えます。

『楽茶碗』を損せず高額買取してもらう方法とは？

茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。

リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。

安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。

あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。

高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。

買取り金額アップには２社以上で査定をすることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。