画家種類日本画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「小杉放庵(こすぎ・ほうあん)」は洋画家としての経歴も持つ日本画家です。

彼は1881年(明治14年)12月30日に栃木県日光市で生まれました。父親が国学者だった関係で文化的なものに触れることの多かった放庵は中でも絵画に心惹かれ、その道を目指すようになりました。

15歳になるころから洋画家であった五百城文哉からその技術を教わり、西洋画の模写や油絵、水彩画など様々なジャンルの洋画を自由奔放に描いていました。

およそ4年間、五百城文哉のもとで修行を積んだのちに上京して今度は小山正太郎のもとでさらなる高みを目指して制作に没頭しました。

この頃は「未醒」という画号で活動しており、漫画や挿絵といったそれまでと違った世界で活躍しています。

初期の彼の作品は油絵が中心であり、文展で二等賞を受賞した『水郷』もその例として挙げられるでしょう。

日本における洋画の世界にも貢献しており、大正3年に日本美術院が再興された際にはその洋画部の設立の中心人物になりました。

さらに洋画部がなくなってからは春陽会を設立し、そこから作品を発表していきました。

彼が日本画家としての活動をスタートさせたのは昭和時代に入ってからです。

「東洋にとっての古いものは、西洋にとっては新しい」という彼の考え方もあり、彼の日本画は近代的ではなく、むしろ基礎に忠実な古典的な作品が多くなっています。その影響か、彼の洋画のほうにも日本画の影響が表れ始めています。

用いる題材が古事記や奥の細道などの古典文学が中心になったことは、彼が日本画を描き始めたことと無関係ではないでしょう。

「小杉放庵」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から250,000円前後の買取金額がついています。

『小杉放庵』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。