陣羽織種類武具
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「陣羽織」とは羽織の中でも特に武士が陣中で使用していたものを指します。

主に甲冑や鎧の上から着こまれるもので、具足羽織と呼ばれることもあります。袖部分のない羽織になります。

陣羽織が登場したのは1490年代ごろからで、この頃になると甲冑が軽量化されたことと深く関係があります。

当時の甲冑は動きやすくするために軽量化された具足がメインとなっていました。しかし具足は軽量である代わりに、防寒や防雨の観点から見るとその機能が弱く、他のもので補助する必要がありました。

こうしたニーズの中で誕生したのが陣羽織だったのです。

大河ドラマなどでは徳川家康など総大将が着ているイメージがありますが、実際には足軽などの兵卒も場合によっては陣羽織を着て戦っていました。

羽織のデザインですが、当時の日本はヨーロッパ諸国と南蛮貿易を行っていたこともあり、その影響が色濃く見られます。

さらには絵を描いていたりと装飾を施したものもあり、そのデザインは自由奔放なものになっています。

総じて実用性を重視して作られましたが、特に大将が着用するものについては自らの威厳を示すためか、豪華絢爛な装飾が施されることもありました。つまり、着用する人の身分によってデザインは異なっていたのです。

江戸時代に入っても作られていましたが、その性質は大きく異なっています。合戦が行われなくなったこともあり、威儀服として形式ばったものになっています。

当時の武士が日常着として上に着用している姿が時代劇では見られるでしょう。

「陣羽織」には1枚につきおよそ数万円から200,000円前後の買取金額がついています。

初代米沢藩主・上杉景勝など有名な人物のものであれば高値で落札される傾向があります。

位の高い人物ほど装飾が施されているので、その分価値は高くなります。ただ傷んだ状態のものも多く、その場合は減額となります。

『陣羽織』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門の買取業者を選ぶ

武具の鑑定には専門の知識が必要になります。

しかしリサイクルショップでは鑑定士はいないことが多く、武具の正しい査定額は出せない可能性が高いです。

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