種類 | 掛軸 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~お宝級 | |
備考 | – |
「画賛」とは絵だけではなく、絵に文章や詩を加えた形式の絵画を指します。
あくまでも中心は「絵」であり、それを描いた後の余白部分に文章を加えたり、別の神に書いてからそれをつなげるというものも存在します。
日本の歴史上で見ると、平安時代初期の空海の時代に見られます。真言七祖像の上の部分に文章が書かれているのを見ることができます。
日本で広まったのは鎌倉時代に入ってからで、鎌倉新仏教の一つで禅宗が登場したことによります。
禅宗においては僧侶が自らの弟子の修行が終わった後に、自らの肖像画に画賛を入れて贈るという習慣がありました。
また、室町時代入ると禅画にも画賛を取り入れたものが増えました。
江戸時代に入ってからは画賛は禅宗などの仏教社会とのつながりだけでなく、一般庶民も目にすることができるようになりました。
例えば江戸時代後期に庶民の間で流行した浮世絵にはあとから文章が加えられた画賛の作品が増えています。当時の浮世絵に加えられる文章には社会風刺や皮肉を盛り込んだ狂歌や連歌が多く見られます。
本居宣長は依頼を受けて絵に合った文章を考えるという仕事も行っていたと言われており、晩年にはそのあまりの依頼の多さに辟易していたという記録が残っています。
「画賛」の掛け軸には1本につきおよそ1,000円から500,000円前後の買取金額がついています。
画賛はその歴史も長いため、時代によって異なる特徴を持った作品が多く作られています。そのため買取金額は狭い範囲に留まらず、お持ちの品物に大きく左右されます。
特に肉筆の作品についてはもはや芸術作品と呼んでいいレベルのものも存在し、博物館でも展示されていることがあります。
そうした作品たちと同じレベルのものを発見できた場合には相当な高額での買取りが期待できます。
『画賛』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,骨董品鑑定士がいる業者へ売る
掛軸はリサイクルショップでも買取りできます。
ただリサイクルショップには専門の鑑定士はいないので、1点で1,000円など非常に安く買取りされてしまいます。
そうならないためにも、骨董品鑑定士がいるお店に売ることが重要です。
2,高く売るなら2社以上で査定
掛軸の買取価格は、専門の業者でも価格差があります。
ある業者で4万円であっても、別の業者では8万円になることもあります。
買取りが得意やジャンルがあるため、高く売るなら2社以上で査定することがおすすめです。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。