種類 | 掛軸 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 普通~非常に高い | |
備考 | – |
「古筆」という言葉から皆さんが持つイメージの多くは「古い時代に書かれた筆跡」、つまり「古い時代に書かれた文字」というものではないでしょうか。
実際に古筆という言葉が持つ意味は、古い時代に書かれた和様書道のなかでも、非常に優れているものだけを指します。さらに細かく分類を施していくと、「かな文字」で書かれているものを指す場合もあります。
ここで言う古い時代とは平安時代から鎌倉時代のことで、古筆という名称は安土・桃山時代に入ってからつけられたものです。
そもそも古筆という概念が生まれたのが安土・桃山時代であり、戦乱の世からしばしの間開放された平和の時代が訪れました。
この時代背景の中で一部の知識者たちの間で「綺麗な筆跡を自らの書のお手本にしたい」または「観賞用に入手したい」という要望が出てきました。
また、1555年に開かれた茶会の中で茶室の掛け軸に古筆のものを採用し、人気を博したことから一気に流行になりました。その流行はやがて庶民にも広がっていきます。
こうして需要が増していった古筆でしたが、古くに書かれた作品は数に限りがあり、その絶対数が需要に見合わなくなっていきます。
そこでやむを得ず一つの古筆をいくつかに切断して分けるということが行われるようになりました。これが「古筆切」・または「歌切れ」と呼ばれるものです。
切断された古筆はサイズも小さく、紙の切れ端になってしまうので保存するにしても大変不便でした。そこでそれをコレクションするための手鑑(手帳)が大流行しました。
江戸時代における古筆の流行ぶりは凄まじく、仮名草子の中でもその様子が描かれています。
「古筆の掛け軸」には1本につきおよそ1,000円から300,000円前後の買取金額がついています。
『古筆』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,骨董品鑑定士がいる業者へ売る
掛軸はリサイクルショップでも買取りできます。
ただリサイクルショップには専門の鑑定士はいないので、1点で1,000円など非常に安く買取りされてしまいます。
そうならないためにも、骨董品鑑定士がいるお店に売ることが重要です。
2,高く売るなら2社以上で査定
掛軸の買取価格は、専門の業者でも価格差があります。
ある業者で4万円であっても、別の業者では8万円になることもあります。
買取りが得意やジャンルがあるため、高く売るなら2社以上で査定することがおすすめです。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。