画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「塩出英雄(しおで・ひでお)」は東洋美術や仏教学など、様々なジャンルに造詣の深い日本画家です。

彼は明治45年(1912年)4月6日に広島県福山市で生まれました。

中学生時代、花鳥画で有名な片山牧羊に日本画の手ほどきを受けるなど、絵画に対する興味を持っていました。

その興味は成長していく過程で失われることはなく、1936年(昭和11年)には帝国美術学校を卒業し、同学校の助手として勤務し始めました。

戦前から戦後にかけて20年近くの間、母校で教鞭をふるい続け、同時代の日本画壇に大きな貢献をしています。

奥村土牛に師事して日本画の技術をさらに高める事にも余念がなく、1937年には院展で初入選を果たしています。

戦前・戦後問わず出品活動は続いていき、ついに1961年には日本美術院同人として認められました。

彼が高めていったのは日本画の技術だけではありません。金原省吾から東洋美術やその歴史について学んだり、髙楠順次郎からは仏教学を学ぶなど、教養を深めています。その他にも短歌や茶道にも精通するなど、文化人としての一面も持っていました。

日本画家でありながら、歌集も発行しているという事実がその才能の豊かさを示しています。

そんな彼の作品は、清澄な風景画がメインになります。

一見すると全体の構成は簡潔にも見えますが、よく見ていくとそこには深い味わいがあります。鑑賞すればするほどその奥から滲み出てくるような魅力がある、そんな味わいのある作風が、彼の特徴なのです。

1998年に発表された『雪嶺』は前述の特徴を如実に表している名作と言えるでしょう。

「塩出英雄」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から100,000円前後の買取金額がついています。

『塩出英雄』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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