画家種類日本画
レア度
買取価格高い~お宝級
備考

「奥村土牛(おくむら・とぎゅう)」は明治時代から平成時代にかけての長い期間、日本画壇の大家として君臨した人物です。

彼は1889年(明治22年)2月18日に現在の東京都中央区京橋で生まれました。

16歳の時にはすでに画家として生きていくことを心に決めており、梶田半古に弟子入りしました。ここでは特に彼の塾頭だった小林古径から日本画の技術を教わっています。

ここで様々なスキルを習得した彼は1907年の東京勧業博覧会において『敦盛』で入選を果たしました。当時彼はまだ18歳であり、その才能の豊かさを伺い知ることができます。

その後も1927年には院展で初入選、その2年後には日本美術院の院友に推挙されるなど、実力が認められるようになっていきました。

また、教育人としての顔も持っており、現在の武蔵野美術大学や東京藝術大学で教鞭をふるいました。

そして彼の日本画に対する想いや考え方は現代の日本画家たちにも受け継がれていきました。

そんな奥村土牛の作品の中で最も有名なのが『富士山図』です。

この作品は単に富士山を描いた作品ではなく、刷毛を用いて顔料を100回も200回も重ね塗りしているという点が非常に特殊です。

色を重ねていくことによって作品には深みが生まれていきますが、そのぶん色合いのバランスをとるのは難しくなっていきます。しかし彼の持つ高い技術はその問題を容易にクリアしているのです。

また、100回以上も重ね塗りをするという工程自体が気の遠くなる作業であり、彼の自らの芸術にかける情熱を感じることができる作品といえるでしょう。

「奥村土牛」が手がけた日本画には1枚につきおよそ15,000円から750,000円前後の買取金額がついています。

『奥村土牛』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。