画家種類日本画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「小林古径」は近代日本画を極めた日本画家と言える人物です。

彼は1883年(明治16年)2月11日に新潟県上越市で生まれました。子供の時に両親を亡くしており、16歳の若さで上京、梶田半古に日本画を学んでいます。

1939年にはイギリスにわたっており、その際に大英博物館で見た中国の名画を模写しました。この時、模写を通して線描が独特な中国絵画を研究し、東洋絵画のかなめとも呼べる線描の技術を向上させました。

このエピソードの後の1931年に描かれた『髪』という作品は彼のもっとも有名な作品の一つであり、イギリスで努力し、向上させた線描技術が光る逸品となっています。

さて、彼の生きていた明治時代から昭和時代は日本画だけでなく洋画が流入してきており、多くの日本画家もその影響を受けていた時代でした。

この時代を生きた日本画家の作品にも洋画の技法を用いたり、モチーフを採用したりとその影響を少なからず見ることができます。

しかしそんな状況の中、小林古径の作品だけはこうした洋画の影響は一切見られません。彼自身イギリスにいった経験がありながらも、日本画そのものの良さを再確認し、この道に生きることを決めたのです。

したがって、彼の作品の特徴は「明治時代以前に描かれた作品」と言われても信じてしまうほどの古典的な構成にあると言えます。

しかし実際によく見てみると、そんな後世の中に一部分だけ近代的な部分を取り入れるなど、「新古典主義的な絵画」となっているのです。

「小林古径」が手がけた日本画には1枚につきおよそ5,000円から350,000円前後の買取金額がついています。

日本画だけでなく、木版画といった一風変わった種類の作品も手掛けており、そちらも美術品として売却することができるかと思われます。

『小林古径』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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