種類 | 日本画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~お宝級 | |
備考 | – |
「小倉遊亀(おぐら・ゆき)」は男尊女卑の社会情勢の中、女性で初めて日本美術院同人となった女流日本画家です。
彼女は1895年3月1日に滋賀県大津市で生まれました。18歳の時に滋賀県立大津高等女学校に入学し、その後は22歳で奈良女子高等師範を卒業しました。
社会人として女子高で国文学を教える生活を送りながらも、絵に対する情熱を持っていたことから安田靫彦に師事して技術を磨いていきます。
その結果、『胡瓜』という作品が院展で入選し、それ以後彼女は出品するごとに入選を果たすという偉業を成し遂げました。
上記のような功績が全国的に認められた彼女は1932年に女性初の日本美術院同人となりました。当時の社会状況を考えると、これは極めて異例のことで彼女のすごさを物語っていると言えるでしょう。
そんな小倉遊亀の作品の特徴は日本画らしからぬ作風全般にあると言えます。
まずモチーフとしたものですが、多くの日本画家が花や鳥、風景といった趣のあるものを選んでいるのに対して彼女は日常を切り取ったかのような題材を用いています。
その描き方も非常に特徴的で、よく見られる日本画のような印象はあまりありません。日本画と言われなければ絵本の挿絵と言われても信じてしまうような優しく、温和なタッチが彼女の持ち味です。
二つの意味で日本画らしくない彼女の日本画は、他の画家たちの作品には出せない雰囲気を醸し出しており、当時の日本画壇でも大変注目されていたのです。
105年という非常に長い期間を生き抜き、その大半を画家としての制作活動に費やした小倉遊亀、彼女の生き様や名声の数々は現代を生きる女流画家たちにとって目標であり、憧れにあるに違いありません。
「小倉遊亀」が手がけた日本画には1枚につきおよそ4,000円から600,000円前後の買取金額がついています。
『小倉遊亀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,骨董品専門業者がおすすめ
日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。
しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。
高く売るには骨董品専門業者が無難です。
2,高額買取りなら2社以上
日本画の査定額は買取業者によって異なります。
ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。
そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。
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