画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「村居正之」は3度にわたって紺綬褒章を受章したことがある日本画家で、現在は大阪芸術大学で教授を務める人物です。

彼は1947年、京都府で生まれました。小学校時代・中学校時代ともに恩師に恵まれた彼は絵に興味を持ち、京都市立日吉ヶ丘高校に進学しました。

京都市立日吉ヶ丘高校は京都府内では唯一美術工芸を学ぶことができる学校で、彼はここで日本画を専攻しました。

高校卒業後の1968年には青塔社に入り、池田遙邨に師事してその日本画をさらに洗練させていきました。

こうした努力が実を結んだのは1971年には日展で初めて入選を果たしました。それ以降毎年のように出品し、1975年と1990年には特選を獲得しています。

彼の作品の特徴は、「群青色」を使いこなしている点です。

群青色自体が日本画では頻繁に用いられる色の一つですが、彼が用いる群青色は作品によって色合いが異なっています。

もともと群青色は藍銅鉱という鉱物を砕いて作られるものですが、この時の粒子の大きさによって細かい色が決まります。村居正之はこの配分を熟知しており、自ら絵の具を製作して自らの作品に用いています。

このような「群青色」に対する強いこだわりを持つ彼の作品は唯一無二の魅力を醸し出しているのです。

新国立美術館にある『洸』という作品は遺跡が月明かりに照らされる様子を描いた作品ですが、青を基調として様々な色合いの「群青色」が用いられています。

風化しかけの遺跡は月明かりに照らされることによってどこか神秘的な雰囲気があり、鑑賞する人たちの心を惹きつけるのです。

「村居正之」が手がけた日本画には1枚につきおよそ15,000円から50,000円程度の買取金額がついています。

『村居正之』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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