画家種類洋画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「林武(はやし・たけし)」は絵の世界だけでなく国語の世界にも貢献した洋画家です。

彼は1896年(明治29年)12月10日に東京都・麹町で生まれました。父親は国語学者でしたが生活は苦しく、彼は牛乳配達のアルバイトをしながら学校に通っていました。

彼が画家を目指し始めたのは遅く、24歳の時でした。というのも様々な学校に通っていましたが金銭的な事情や個人的に肌に合わずそのすべてを退学してしまっていたからです。

そんな長続きしない性分の武にとって絵は非常にあっていたようで、長い不遇時代を過ごしながらも作品の制作をやめることはありませんでした。そしてようやく50代になってから認められるようになったのです。

彼の作風は一言でいうと「非常に荒々しい」と言えます。まるでキャンバス上に絵の具を塗りたくったかのようにも見える作品の数々は、圧倒的な存在感があります。

また、その荒々しい筆致から「原始的な美」を垣間見ることができるでしょう。詩的な情景の美しさや整理された美しさはないものの、そこには林武の情熱のすべてを感じられます。

原色をふんだんに用いて見るものに語り掛けるのではなく迫りくるかのような作風は鑑賞するというよりは固唾をのんで見守るという表現がしっくりくるかもしれません。

林武の制作時の人物像ですが、彼はたぐいまれなる集中力を持っていました。魚をモチーフに絵を描かせると、あまりの集中力に魚が腐ってしまうまで一心不乱に絵を描き続けていました。

腐ってしまった場合には絵をしっかりと描くことができず、困った彼は最終的に干物を見て書くことしかできなくなってしまったのです。

「林武」が手がけた洋画には1枚につきおよそ複製画で数万円、真筆で100万円前後の買取金額がついています。

バラの絵であれば1,000万円以上になることがあります。

『林 武』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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