画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~非常に高い
備考

「岸田劉生」は大正~昭和期に活躍した洋画家です。

彼は1891年6月23日に東京都銀座で生まれました。中学校は中退しており、1908年からは黒田清輝のもとで洋画の基礎を学びました。

彼が求めていたのは日本特有の洋画スタイルからの脱却で、あくまでもフランス・印象派やセザンヌの作品を参考にしていました。

さて、彼の代表作『麗子像』は中学校・高等学校の歴史の教科書にも掲載されるなど、美術史上だけでなく、歴史上も重要な作品として知られています。

この作品は岸田劉生の娘の姿を描いた作品です。作品は1点だけではなく、娘のいろいろな日常シーンをモチーフとしたものが多数存在しています。中でも微笑を浮かべる麗子像は重要文化財にも登録されています。

微笑を浮かべる麗子像を見てみると、そこにはルネサンス期の影響を見ることができるでしょう。その微笑はあの有名なダ・ヴィンチの『モナ・リザ』からヒントを得ているのです。

これは非常に神秘的で甘美な微笑であり、彼の作品の中でも最高峰の作品と言われています。

その他の代表作には『住吉詣』という作品があります。この作品は昭和48年に発行された切手趣味週間における記念切手のモチーフに選ばれました。

彼の人物像については彼自身が相当な変わり者だったらしく、様々なエピソードが残されています。1点目に非常に潔癖症で、腕にゴミがついてしまった際に「腕を切り落とせ」と騒いだと言います。

2点目に、癇癪もちで嫌なことがあると周囲のものに当たり散らす癖があったようで、家族も苦労が絶えなかったようです。

彼は社交的で接しやすい人物とは、言い難かったのです。

「岸田劉生」が手がけた版画はおよそ2万円から10万円前後の買取金額がついています。

油絵であれば100万円から1,000万円以上が期待されます。

『岸田劉生』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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