種類 | 焼き物 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
大樋焼(おおひやき)とは、現代の石川県の金沢市近辺で作られる焼き物のことを指します。
十七世紀の中頃、当地を治める前田家の藩主前田綱紀が裏千家の当主、千宗室を招いた際、当時京都で楽焼をする匠も同行していました。
綱紀は彼に弟子入りし、ろくろを使わない独特の楽焼技法を伝授されました。
匠は宗室が後年になって京に戻った後も当地に残り続け、窯のある大樋の苗字を許され、それから代々伝承されています。
もちろん当主筋以外にも大樋焼の手法は伝わっており、現代では様々な風合いの作品を楽しむことができます。
近辺には九谷焼もありますが、京の楽焼流の方法を踏襲していますので、まったく風合いが違うのが魅力ですね。
楽焼は多くの地で「脇窯」として、スタイルが模倣されていますが、第一人者に直接伝授され、守り続けてきたのが大樋焼の強みです。
また、地元で土が採れない京都とは違い、当地の土を使っていますので、どっしりとした共通の雰囲気があり、また飴色釉の面白みも独特です。
一気に焼き上げてから急に冷やすといった手法も独特のもので、だからこそくっきりとした強みが明確になっています。
一方で、強い負荷をかけるために土も相当選び抜かれたものでなければ難しく、大樋の土地があってこそのやり方だと言うこともできるでしょう。
近辺で作られている九谷焼とは来歴も技法もまったく違いますが、そのことがかえって良い対比になっている部分もあります。
藩主の肝入りでしたので、明治維新を迎えて一度は衰退しましたが、その後再評価されて今に至ります。
買取価格は良品なら1万円から2万円程度、有名作家物であれば10万円から20万円が期待できます。
代々の継承者長左衛門の手によるものが特に人気が高く、長左衛門の名品なら高額買取りとなります。
『大樋焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の骨董品買取業者で鑑定
焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。
しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。
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