ヤフオクのトラブルには様々ありますが、最も多いのが未着です。
「品物が届かない場合は取引をキャンセルできる?」
「定形外郵便だと未着でも補償してもらえない?」
このような場合落札者は損をしますし、出品者は発送を疑われてしまいトラブルになってしまいます。
このページでは最新のヤフオク規則に沿った解決方法をまとめているので、トラブルに合っている人は参考にしてくださいね。
かんたん決済のみに改定
ヤフオクは2018年3月から、支払い方法を一旦ヤフオクが預かる「Yahoo!かんたん決済」のみに改定しました。
これにより、落札者の入金を預かり、荷物が届いてから出品者へ振り込むシステムとなりました。
過去に起きていた「支払ったのに品物が届かないトラブル」を回避できるようになっています。
定形外郵便の不着だと補償はどうなる?
定形外郵便はオプションの書留をつけない限り、配送補償はありません。
そのため不着や郵便事故の場合はいずれかが全額損をすることになります。ここでは2パターンの例をご紹介します。
出品者が発送していない
不着の場合は、落札者がかんたん決済で振込み後、8日が経過するとヤフーへ「未着報告」をすることができるようになります。
(未着報告は振込みから12日目までとなり、14日が経過すると出品者に支払われるので注意が必要です)
未着報告を受けたヤフーは出品者側へ問い合わせを行います。
もし出品者が返答しない、または対応しない状況であると確認ができると、落札者が入金した金額は返金されます。(返金手続きは約1ヶ月後)
そのため、このケースでは落札者は1円も損することなくお金が返ってきます。
発送したが郵便事故となった
郵便事故や誤配の場合も届かないので、同じく落札者は8日目にヤフーへ未着報告をすることになります。
定形外郵便(書留や特定記録なし)の郵便事故で未着となった場合、落札者が入金したお金はどうなるのでしょうか?
最終的にはヤフーが判断しますが、この場合は落札者へ返金されるケースが多いです。
近年のヤフオクは出品者に対して発送記録が残る「特定記録」をつけた郵送を勧めています。
そのため定形外郵便(書留や特定記録なし)で発送してから郵便事故トラブルが起きた場合、出品者に非があると判断して落札者は返金してもらえることが多いです。
実際は状況によってヤフーが決定するため確実ではありませんが、以前に比べて落札者は郵便事故の際に有利になっています。
実際に返金された人の口コミ
商品未着の申し立てしてました。お金返してもらえるみたいです。ばーかばーか(o^^o)
返金は当然だけどそんなことよりヤフオクの判断が「かんたん決済審査基準に満たない」「ヤフオク!で取り扱いを禁止されている商品」ということで返金というのはヤフオクの転売への厳しさをを感じたました。 pic.twitter.com/wCLLeSyxby— ひろし (@s_hiroshi_kun) 2017年11月23日
郵便事故は見つかる可能性が低い
荷物を発送しているのに届かない場合は郵便事故が考えられますが、実際には見つかる可能性は低くなっています。
よくあるのは誤配で、同じ名字のお宅へ届いていたり、似たマンション名の同じ部屋番号宛てに届くなどです。この場合は受け取った方の善意がないと見つかることはありません。
また郵便受けに入れた品物を盗難されるケースもあります。
また出品者が住所を書き間違えるケースもあります。この場合は運良く発見されない限り出品者自身も間違えたことに気づかないので、誤配による紛失として終わってしまいます。
住所の最後が一部抜けていた(これだけで配達ができなくなります)、郵便番号を一文字間違えて遠方へ送られていた、などの実例もあります。この場合は2週間程度で戻ってくることが多いです。
出品者は詐欺に合うことも
もし出品者が定形外郵便(書留や特定記録なし)で発送し、落札者がかんたん決済で入金して荷物が届いたとします。
そして悪意のあるその落札者は、荷物が届いているのに届いていないことにしてヤフーへ未着報告をします。意図的に未着キャンセルを行うのです。
その後出品者は郵便局へ調査依頼を行いますが、実際には配達完了まで確認できるケースは少ないため、郵便事故で処理されてしまいます。
その後、入金分は落札者へ返金されるので詐欺が成立してしまいます。
現在のヤフオクのシステムでは落札者側が有利となっているので、このようなことが起きる可能性があります。
出品者は特定記録を
定形外郵便で送る場合、簡易書留は+310円なので高いですが、特定記録なら+160円でつけることができます。
特定記録とは、出品者が発送したことを証明してくれるサービスになります。(配達完了までは確認できません)
特定記録により出品者の発送が証明されるので、届いているのに未着キャンセルをされた場合でも、出品者は支払いしてもらえる可能性が高くなります。
逆に言えば、特定記録をつけた定形外郵便で郵便事故があった場合は、落札者は入金したお金は返金されないことになります。
故障した品物が届いた場合
家電製品などの場合、品物が届いてから故障と判明することがあります。
この場合はヤフオク側は一切対応しないことが規則で決められています。
基本的には落札者は出品者へ連絡を行い、故障した旨を伝えることになります。
しかし出品者が「返品不可」で出品している場合は対応するかどうかは出品者の自由になります。おそらく多くの場合が対応してもらえず泣き寝入りになるでしょう。
故障の原因は配送中に起きたかもしれないため、原因を特定することが難しいのです。
ヤフオクで買ったPC悲しいw
GTX1080Ti故障品だったw
まあそれ以外は問題なく動作してるからグラボだけ載せ替えて使うか— にゅう (@newgsjp) 2019年2月2日
未着トラブルの口コミ
ヤフオクでの未着トラブルのツイートを集めてみました。
ヤフオクの未着報告ってどうやったらいいの?
取引ナビで連絡しても返信ないから、もう嫌
年内最後の取引がこれかよ— 結(ユウ)@手渡し可能日 プロフ参照 (@yu_love_conrad) 2018年12月27日
未着で出品者が連絡を返さないケースはよくあります。
本当に忙しいのかもしれませんが、荷物が届くまではきちんと対応してほしいですね。
かんたん決済をキャンセルされる事案が発生。落札→定形外郵便を指定される→決済→発送→未着のメッセージ→ヤフオクからかんたん決済をキャンセル処理される。幸いにも遅配で届いて落札者の方も良識のある人だったので、銀行振込してくれそうだが、これってヤフオクのシステムどうなってんの?
— すぐる書店 (@suguru_shoten) 2018年12月5日
この場合はおそらく住所を一部間違えて送ったか、郵便局で一時紛失があった、などが考えられます。
定形外郵便を指定されても、現在のルールでは出品者が不利になる(支払いされない)ので、定形外郵便であっても特定記録を自腹でつけた方が安心です。
まとめ
- 定形外郵便の未着は返金される
- 特定記録があれば出品者有利
- ヤフオクは特定記録を推奨している
- 故障品が届いてもヤフオクは対応しない