10年落ちでも高く売る方法を教えます！軽自動車・セダン・SUVでも大丈夫

中古車の価値は10年経過が目安と言われています。

「古いセダンを売ったら無料買取りになった」

というような話は聞かれたことがあると思います。

しかし価値の低い10年落ちの車でも、実は数万円や10万円以上で売る方法があります。

このページではその方法をご紹介しているので参考にしてくださいね。

古い車は本当に金額がつかない？

新車登録から10年が経過していると、車は故障しやすく価値がないというイメージが定着しています。

実際に昔は10年落ちを買取りに出すと金額がつかないケースがたくさんありました。しかし、

「中古車販売店で10年落ちの車が40万円で販売されている」

というケースを見たことがあるかと思います。

仮に仕入れ値が販売価格の1/2だとすると、実際には20万円程度で買取りされていることになるのです。

これはどのような理由があるのでしょうか。

なぜ10年落ちでも値段がつく？

10年落ちで買取価格がつくのには理由が5つあります。

買取業者がウソをつけなくなった

一昔前に査定額が低かったのは、ネットがない時代だったからです。

一般ユーザーには正確な買取相場が知られていなかったので、

「10年経っているので査定は0円になります」

と伝えて、無料で中古車を仕入れていたというウラ事情があったのです。

しかし現在では10年落ちでも数万円程度の価値はあることがネットで調べられるので、買取業者もウソをつけなくなりました。

走行距離が短い

10年落ちであっても、5万km程度しか走っていない車は故障する確率が低く、業者も価値がある車として販売できるので査定額をつけてくれます。

10年経過という言葉のインパクトが強いですが、走行距離が短ければまだ十分車は走るのです。

海外へ輸出できる

車種によっては海外で人気があり、海外で高く売れるため査定も高くなることがあります。

東南アジアなどでは日本車は耐久性が良い車として知られていて、メンテナンスをしながら50万km程度は普通に使用しています。

そのため海外では日本車の需要があるのです。

ただ海外で売れやすい車種であることと、輸出も行なっている買取業者であることが条件になります。

パーツを分解して売れる

もし15年落ちで15万km程度の車になると、海外で売れる車種以外はどの買取業者でも車としては価値がなくなります。

しかし、まだ使えるパーツがあれば業者はそのパーツを販売できます。

それらのパーツまで価値をつけてくれる業者なら、少ない金額ですが0円より高く売ることができます。

基本的に中古車の価値が完全に0円になることはありません。

ディーラー下取りが高いことがある

ディーラー下取りは基本的に中古車の査定額は買取業者より低くなります。

しかし、ディーラーとしては新車を売ることが一番の仕事です。

「この新車を売りたいので、本来は0円下取りだけどサービスで10万円下取りにしよう」

というように、新車を売るために価値のない古い車でも金額をつけてくれることがあります。

ディーラーとしてもその車に10万円を払っても、新車を売る利益を考えればメリットがあるのです。

どの買取業者でも査定をすると1万円～2万円など、気持ちだけの買取価格になってしまう場合は、ディーラーで聞いてみるのもよいでしょう。

（ただディーラー下取りは買い替え時の割引になるので、実際に支払われる金額ではありません）

この方法なら高く売れる！

10年落ちの車は走行距離によってまだまだ価値はありますし、輸出できる業者なら価値が高くなるかもしれません。

そのため、買取りをする場合は複数の業者で査定を受けることが高く売るコツになります。

1店舗ずつ買取業者を回るのは非常に時間がかかりますが、一括査定なら1日で複数の業者から査定を受けることができます。

一括査定を利用する場合は、車の年式が古いことを初めに伝えましょう。

業者によっては買取りを断られますが、査定をしてくれる業者をまず絞ってから、訪問査定を決めるとスムーズに進みます。

10年落ちの買取相場はどのくらい？

現在の中古車買取相場で10年落ちだと、いくら程度の買取価格になっているのでしょうか。

軽自動車、セダン、ミニバン、SUVの人気車種をピックアップして調べてみました。

いずれも2018年時点の調査のため、2008年式での買取価格をご紹介します。

10年落ちでも高く売れる

上記の買取相場からわかることは、10年落ちであってもある程度の金額で買取りされていることです。

人気の車種で走行距離が5km前後であれば、20万円以上も期待できることになります。

査定には中古車市場で車種が人気があるか、カラーが人気があるか等も影響してくるため、一般ユーザーに支持される車ほど、金額もつきやすくなります。

コンディションが悪い場合はどう売る？

上記の買取価格は平均的なコンディションが予想される金額になります。

もし10年落ちの車に修復歴（骨格部分を修理した大きな事故歴）があったり、内装の汚れがひどい、エンジン・足回りに不具合がある等の場合はほとんど金額はつけてもらえません。

しかし0円で売らないための方法は2つあります。

ディーラー下取りを利用する

そのため、このような状態であればディーラー下取りの交渉で少しでも価値をつけてもらうことです。

価値がない0円の車が、数万円や10万円などで下取りしてもらえるかもしれません。

交渉にも多少のテクニックが必要ですが、下取り金額を高くしてくれたら新車を買うという感じで伝えてみましょう。

廃車手続きで売る

買い替えではなく単体で売る場合は、廃車手続きを選ぶ方法もあります。

事故車の買取りを専門としている買取業者に複数から査定をしてもらい、一番高いところへ売るのがベストな方法です。

先ほども説明しましたように、価値のない車でもパーツとして販売ができるので、多少の買取価格はつけてもらえます。

また廃車であれば自動車税の還付金を返金してもらうこともできます。

まとめ

1. 10年落ちでも数万円で売れる
2. 海外で人気の車種なら高くなる
3. 複数の買取業者で査定をする
4. 古くても価値は0円以上になる