象牙彫種類ブロンズ・彫刻
レア度
買取価格少し高い~非常に高い
備考

象牙彫(ぞうげぼり)とは、象牙に彫刻を施して、何らかの物品、作品に仕上げていく技法のことを指します。

元々、人類は石器を作るようになってから、動物の骨を加工に生活に活かしてきました。

象牙に関しても同様で、石よりは柔らかいものの頑丈で鋭く、加工するには難しい筒状になっているなど、当時の人々のニーズを満たしていました。

そのため石器時代には既に象牙加工の痕跡は存在し、一説では世界最古の楽器とされる品も、象牙を加工したものとされているほどです。

時代が下り、青銅や鉄器が使われるようになってからも象牙加工の価値は下がらず、アフリカから伝来する形で中国へも入ってきました。

近隣に象がいない中国などでは、貿易などでのみ得られる象牙は極めて貴重なものであり、大いに珍重されるようになりました。

故に、代々皇帝への献上品として用いられるようにもなり、当代最高峰の技を尽くして多くの芸術品、工芸品が生まれました。

中でも、大きな象牙を真球に彫り出した上で、中心部に穴をうがち、そこから何層にも及ぶ穴を形成し装飾する象牙多層球は、技巧の真髄と言えます。

純粋に鑑賞するための芸術品だけではなく、印鑑などにも用いられてきた象牙ですが、乱獲により象が激減したため、現在は新規に得られなくなっています。

また、象牙製品自体も密猟などの犯罪行為やブラック・マネー対策のため、戒められる傾向が強まっています。

そのため現代流の本物の象牙製品は今では見ることも難しく、芸術品、骨董品としての価値が大きいのが現状です。

象牙彫の置物で歴史的価値があれば、比較的小物でも1万円以上の買取価格となります。技巧の凝らされた大物であれば30万円から高いもので100万円以上の値がつくこともあります。

『象牙彫』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品買取業者を選ぶ

ブロンズ・彫刻は高額買取りになるものが多いです。

しかしリサイクルショップでは正しい価値はわからず、1,000円などの低価格で買取りされてしまいます。

高く売るのであれば骨董品買取業者がおすすめです。

2,高額買取りのポイントは2社以上

実は査定額は買取業者はどこでも同じというわけではなく、金額差があります。

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