種類 | 洋画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
「安井曽太郎(やすい・そうたろう)」は大正から昭和期の洋画家です。
彼は1888年5月17日に京都府中京区で生まれました。曽太郎は商人の息子として生まれており、将来は商人になることを望まれていました。
父からの言いつけで商業高校に通っていましたが、絵への想いは強くなるばかりでした。そして意を決して画家になることを両親に相談し、兄の口添えもあって許可を得ることができたのです。
こうして彼は1903年に聖護院洋画研究所に入り、浅井忠、鹿子木孟郎から洋画の基本を教わるようになりました。1907年には先輩画家が渡欧するという話を聞き、自らも同行する決心をしています。
渡欧はフランス滞在がメインであり、アカデミー・ジュリアンで本場の洋画を学びました。その中でも特にセザンヌの影響を強く受け、写実的な作品を描くようになります。
こうして新たな技術を習得して帰国した彼でしたが、自らの大量不良と日本とフランスの環境の違いから自らの作風を見失い、スランプの時期へと突入していきます。その期間は何と10年にも及びました。
10年の時を経て彼はようやく自らの作風を開拓します。それは「日本的油彩画」というものでした。西洋の技法と、日本古来から続く技法をバランスよく織り交ぜた手法によって、彼は真に画家としての成功を手に入れたのです。
作品の買取価格は複製画で数万円、真筆で100万円から1,000万円前後となっています。
彼の初期の作品は、1907年にヨーロッパに渡った際にそのほぼすべてを破棄してしまったこともあり現存しているものはありません。もし初期の作品が見つかった場合には希少価値が高く、高額査定を望めるかもしれません。
『安井曽太郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,買取実績のある専門業者に申し込む
洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。
しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。
骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。
2,査定は2社以上がおすすめ
骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。
業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。
そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。