画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「山口華楊(やまぐち・かよう)」は昭和時代に主に活躍していた日本画家です。

彼は1899年10月3日に京都府京都市で生まれました。父親は友禅染の職人をしており、幼いころから粘土細工や絵を描いて遊ぶことが多かったと言います。

小学校を卒業すると同時に画家になるべく西村五雲に入門し、日本画における基礎技術を学んでいきました。

西村五雲は花鳥画や動物画を得意としており、その技術は弟子である華楊にも受け継がれていくこととなります。

そして師匠からのすすめで京都市立絵画専門学校に入学し、さらなる技術の習得に励んでいきます。専門学校当時からその才能は顔をのぞかせており、第10回文展において入選を果たしています。

さらに帝展でも2年連続の入選の快挙を成し遂げるなど、日本画家としての地位を確立していきました。

これらの功績もあり、母校で教員として後進の育成に長きにわたって励みました。彼の教えは、こうして後世に活躍する画家たちにも受け継がれていったのです。

また自らの画塾・晨鳥社を創立し、日本画壇にさらなる貢献をしていきました。

そんな山口華楊の作品ですが、西村五雲から受け継いだ写生画が有名です。中でも花鳥画と動物画は彼の十八番であり、写実的かつ幻想的な作品の数々は現在もなお人々の心をつかんで離しません。

その中でも有名なのが『秋晴』で、これは秋の紅葉に色づく木を黒猫が眺めているという構図で描かれた作品です。

背景の淡い色遣いも素晴らしく、猫の写実性も合わさっている彼らしい作品に仕上がっていると言えるでしょう。

作品の買取価格は複製画で数万円、真筆で数十万円から200万円前後となっています。

『山口華楊』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。