茶筅種類茶道具
レア度
買取価格普通~少し高い
備考

茶筅(ちゃせん)とは、抹茶を点てるため、お湯と抹茶を撹拌する茶道具の一つです。

粉末状のお茶を溶け込ませるために用いるもので、煎茶道のような煎茶を飲む際には用いられません。

およそ五百年ほど前、抹茶をうまく撹拌するための道具をと、苦心して完成したのが起源とされており、純日本風にしてもっぱら茶道に即するための道具と言えます。

代々その秘伝を継いできた高山家から家臣たちへと技術が伝わり、昭和時代に一般化されていった経緯がありますが、細かな竹具であり、製作には技術を要します。

また、性質上先端の穂が多いほどにキメが細かくなり、薄茶を点てるのに適し、反対に少なくなるほど荒々しくなり、濃いお茶を点てるのに適します。

さらに言えば穂が多ければ多いほど製造が難しく、八十本以上のものは大名用、将軍用は百二十本といったように、厳しい決まりがありました。

故に茶の質以前に家臣はお殿様が飲むようなキメ細かいお茶を飲むのは難しかったと言えます。

また、茶筅を扱う動きは素早く繊細で、味に直結するといった、お点前が極めて問われる所作でもありました。

そのため敢えて上役の人が薄茶を点てやすい穂の多い茶筅を使うことで、相手を立てるといった側面もあったようです。

現代では大量生産化も進みましたが、茶道をするにはなくてはならない道具ですから、常に一定以上の人気があります。

近年では様々な素材の茶筅もできてきましたが、やはり定番かつ王道なのは竹製ということになるでしょうね。

また茶筅は茶席の途中での破損などが許されないものでもあるだけに、一定以上の品質が求められているとも言えます。

ただ、どうしても長期間連続の使用は難しい品だけに、後世に残る一品が生まれにくい部分はあります。

買取価格としては安いものであれば1,000円以下にもなり得ますが、五百年の歴史を誇る高山茶筌や有名作家による茶筅であれば5,000円以上の値が期待できます。

『茶筅』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,査定は骨董品鑑定士に

茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。

リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。

安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。

2,買取り金額アップなら2社以上

あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。

高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。

買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。