花入種類茶道具
レア度
買取価格高い~お宝級
備考

花入(はないれ)とは、茶道の際、場を彩るために用いる茶花を挿すために用いる用具です。

一般的に言うところの花瓶ということになりますが、通常の花瓶が花を主役とするのに対し、花入はあくまで茶器や全体との調和を重んじます。

そのため、陶磁器や竹などの落ち着いた素材やデザインのものが多く、透明ガラス製のものは用いられにくい傾向があります。

また、茶花に使われるのは折々の目立たない野草が多く、故に花入れも目立たないものが主流ですね。

茶入の世界でも主流は中国などから伝わってきた唐物から国産の国焼きへと変わってきましたが、花入もまた同様です。

優雅と豪華さを旨とする中華風から、わびさびの日本流茶道に変遷していくにあたって、花入れもまた落ち着いたものに変わっていきました。

わびさびという独自のスタイルが確立するにしたがって、用具もまた独自の進化を遂げてきたわけです。

なお、近代に入っても、伝説の食通とも言われる北大路魯山人が花入を手がけたりと、茶人に限らず多くの芸術家たちを魅了してきたのが花入と言えます。

洋の東西を問わず花を愛でる気持ちは共通のものであり、さらには日本の花入は、独自の進化進展を遂げてきた物品でもあります。

こうした文化的背景があり、また、お花屋さんでは扱わない野草を盛り立てることもできるとあって、花入は人気の骨董品です。

買取価格は価値が高いもので2万円以上となっています。著名作家の作品なら30万円、人間国宝ものなら100万円の値がつくことも珍しくないようです。

どうしてもかさばる品だけに、通常の花瓶と同じように処分をと考えてしまいがちですが、これはと思った品に対しては、しっかりとした鑑定が望まれるところです。

『花入』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,査定は骨董品鑑定士に

茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。

リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。

安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。

2,買取り金額アップなら2社以上

あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。

高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。

買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。