種類 | 日本画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~高い | |
備考 | – |
「杉山寧」は1974年から日展の理事長を務めたことのある日本画家です。
彼は1909年10月20日に東京都台東区で生まれました。文房具屋の息子として生まれながらも家業を継ぐことなく画業を志し、1928年に東京美術学校に入学しました。
1920年代から1930年代は日本画の世界で様々な革新運動が起こっていました。彼もその流れにのるように仲間たちと「瑠爽画社(るそうがしゃ)」を結成しました。
彼の絵の才能は非常に高く、日本画家の卵たちが集まる同大学を何と首席で卒業し、卒業制作である『野』は彼の代表作の一つとなりました。
その後もドイツへの交換留学生の一人に選ばれ、ベルリン大学で学ぶなどの快進撃を続けていましたが、1938年に彼を肺結核が襲います。
これ以後、彼は作品作りをしばらくやめてしまいました。
それでも絵を描き続けたいという気持ちが功を奏したのか、彼は1947年の日展で特選を獲得し、画壇に復帰しています。
それからは従来の手法から一新した新たな作品作りを行っており、それまでの彼の作品とは一線を画するものを生み出していきました。
彼の作品の特色は肺結核にかかる前と後で大きく異なります。
病に倒れる前は日本画のあらゆる技法を極めたと言えるほどの技術が彼の自慢であり、同時に特色となっていました。
しかし戦後になって画壇に復帰した際にはメチエールを用いてモチーフをくっきりと描き出すという独自の手法を産み出しました。
また、この頃になるとモチーフとするものにも変化が訪れており、インドやエジプトなどの諸外国の遺跡や裸の女性など、日本画が本来テーマにしないものをあえて題材に選ぶようになりました。
「杉山寧」が手がけた作品の複製画は1枚につきおよそ10,000円から80,000円前後の買取金額がついています。
日本画だと戦前は数十万円以上、戦後の作品は1,000万円以上になることがあります。
『杉山寧』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,骨董品専門業者がおすすめ
日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。
しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。
高く売るには骨董品専門業者が無難です。
2,高額買取りなら2社以上
日本画の査定額は買取業者によって異なります。
ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。
そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。