画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「森緑翠」は昭和の日本画家です。彼は1917年(大正6年)、東京都江東区で演芸評論家の息子として生まれました。

まだ幼いころから絵を描くことが好きだったために画家を目指し、13歳の頃から中村岳陵に師事し、描写の技術などを学びました。

師である中村岳陵の手法や特色を身に着けた緑翠は院展・文展問わず出品を重ね、やがて頭角を現しました。

特に文展においては『檜』という作品で特選を獲得しています。

また、多くの作品を制作する傍らで一采社に所属し、日本画の研究を行っていました。それ以外にも法隆寺金堂の壁画復元事業にも携わっています。

しかし戦後になって肺結核によって体調を崩してしまうと、制作活動を停止せざるを得ない状況となり、療養する事となりました。

この時彼が療養先として選んだのが愛知県豊橋市でした。彼はこの地で10年もの間療養し、奇跡の復活を遂げたのです。

復活後は新日展で特選という名誉を得るなど、その技術に衰えがないことを周囲に示しました。

復活後は仲間たちと結成した白士会を活動の中心とし、その活動の中で海外にも足を運びました。中国やヨーロッパに訪れていく中で、日本にはない景色を発見、その魅力を伝えようと作品の制作にあたりました。

この頃になると師であった中村岳陵の特色はなりを潜め、彼独自の新しい特徴を持つ作品を生み出し始めています。

彼の作品たちは現在の画家たちにも影響を与えており、彼らが目指すべきゴールの一つを示しているのです。

「森緑翠」が手がけた日本画には1枚につきおよそ3,000円から50,000円前後の買取金額がついています。

特に後期の作品は彼独自の手法や特徴を持つものが多く、高額買取りしてもらえる可能性が高いと言えるでしょう。

『森緑翠』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。