【嶋谷自然】の買取価格、相場と詳細について

「嶋谷自然（しまや・しぜん）」は日展の参与であり、名古屋芸術大学でも名誉教授として教鞭をとっていた日本画家です。

彼は1904年3月19日に三重県で生まれました。「自然」というのは画家としての呼び名であり、本名は藤四郎といいます。

18歳の時に東京で活動していた矢沢弦月に弟子入りした嶋谷は、ここで日本画の技法を学んで自らの作品に取り入れていきました。
昭和5年に帝展に出品した『網屋』はまさにその集大成とも呼べるもので、この作品では彼は初入選を果たしました。

昭和16年には堂本印象など有名人たちを育て上げた西山翠嶂に師事していき、さらに自らの作品の深みを増していきます。

こうして二人の師から受け継いだ技術を駆使して彼は日展で2年連続の受賞を果たし、さらには特選を獲得するなど日本美術界に残る功績を残しました。

そんな嶋谷自然が最も得意としていたのが海や山をモチーフとした「風景画」です。

シンプルな色合いのみで表現される風景の数々は他の風景画には見られない魅力があり、風景画では一時代を築き上げました。

特徴としては上記の通り、色遣いの単純さが挙げられるでしょう。主に植物は緑で、水は水色で描かれていますが、その濃淡のみで奥行きなどを表現しています。

写実性よりも見た者の心を動かすことに注力しており、彼の作品を見ると何故か懐かしいような気持になってきます。

その特徴を最もよく見せているのが『閑日』です。日本古来よりみられるのどかな風景をふんわりとしたタッチで描いており、日本むかしばなしの優しい世界観を感じさせます。

「嶋谷自然」が手がけた日本画には1枚につきおよそ3,000円から30,000円前後の買取金額がついています。

『嶋谷自然』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。