【レジェ(フェルナン)】の買取価格、相場と詳細について

「レジェ(フェルナン)」はキュビズムとポップアートという対極にある2つのスタイルを両立した画家です。

彼は1881年2月4日にフランス・ノルマンディー地方で生まれました。1897年から建築家のスタジオで3年間の修行をした後に、パリに上京しています。ここでは建築製図工の仕事をする傍らで美術学校に通いました。

まだ若き日のレジェの作風は印象派を手本とした人物画や風景画がメインであり、「彼らしさ」はまだ見られないものでした。

しかし1907年にサロン・ドートンヌで開催されたセザンヌの回顧展に訪れた際に、彼の芸術家人生を変えるヒントを得ることになります。

セザンヌが生前述べたとされる「自然を円錐、円筒、球として捉える」という言葉を頼りに、彼はキュビズムという表現技法を確立したのです。中でも円錐形や円筒形は彼の作品の中に頻繁に登場しました。

1914年から第一次世界大戦が起こった際には彼はフランス軍として参加しています。この時に目にした兵器や機械に心惹かれており、それ以後彼が製作するものは機械が多くなっていきました。

大戦後に描かれた作品は前述のとおり機械をテーマにしたものが多く見られます。このことは彼の興味が自然風景よりも文明に向いていたことの証拠だと言えるでしょう。

こうして彼は現代的なテーマで作品を制作するようになります。その時の流行のスタイルも取り入れつつ、大胆かつ単純に描くという彼の作風は後に流行となる「ポップアート」の先駆けとなりました。

彼は画家として活動しただけでなく、舞台装置や映画、陶器なども制作していました。芸術というくくりの中で、自らの可能性を模索していたのでしょう。

「レジェ(フェルナン)」が手がけた洋画には1枚につきおよそ20,000円から50,000円前後の買取金額がついています。

『レジェ(フェルナン)』を損せず高額買取してもらう方法とは？

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、２社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。