画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「西村五雲(にしむら・ごうん)」は多くの日本画家たちを育てた画塾・晨鳥社を主宰した人物です。

彼は1877年(明治10年)11月6日に京都府で生まれました。幼いころから絵に親しんでいた彼は13歳の頃から岸竹堂に師事しています。岸竹堂が亡くなってからは竹内栖鳳に師事しました。

特に竹内栖鳳の影響を強く受けており、彼の作品には竹内栖鳳の影を感じさせるものが多数存在しています。

もともとの才能の高さゆえか、1907年に行われた第1回文展で3等賞を獲得し、全国的にその名を知られるようになりました。

そこからおよそ5年間出品しない年度が続いていましたが、1911年に再び出品を再開し、『まきばの夕』は宮内庁が買い上げるという名誉を得ることになっています。

西村五雲が最も得意としたのは動物画です。動物たちが生き生きとした様子で過ごしているところを見てそれを写実的に描いており、そこには生命の躍動感を感じることができるでしょう。

ウサギといった小動物を描く作品を見ても、毛並みの1本1本まで忠実に再現しており、また、全体像を通して小動物特有の愛くるしさを見事に描いています。

また、画塾である晨鳥社を主宰したことで日本美術界に大きな影響を残しました。晨鳥社の出身者としては山口華楊が知られており、彼もまた多くの日本画家を育てていくことになります。

「西村五雲」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から70,000円前後の買取金額がついています。

五雲は生まれつき身体が弱く、展覧会への出品はあまり行っていませんでした、また、大作と呼ばれるものも体調の関係で製作する事がなかったため彼の作品自体に希少価値があります。

特に15歳前後の時の作品はほぼ現存しておらず、もし発見された場合には相当な高額での買取りを期待できるでしょう。

『西村五雲』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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