【向井久万】の買取価格、相場と詳細について

「向井久万（むかい・くま）」は人物画や花鳥画、仏画といった様々なジャンルの日本画を描いていた人物です。

彼は明治41年（1908年）12月14日に大阪府泉佐野市で生まれました。ほぼ同時期にはこの地で洋画家の森島忠夫が誕生しており、揃って有名な画家となっています。

地元の岸和田中学校を卒業後、画家を志して官立京都高等工芸学校図案科に入学し、ここで絵の基礎となるものを身につけました。卒業後には絵の仕事にはつかずに一般企業に就職しました。

しかし幼いころから好きだった絵画への想いを捨てきれず、仕事をやめて西山翠嶂に弟子入り、心機一転、画家への道のりを歩き始めます。

そして新文展や各展覧会への出品を通じて数々の賞を受賞していくことで自らの地位を築き上げていったのです。

さらには山本丘人や上村松篁といった仲間たちと創造美術という団体を結成し、日本画の持つ新たな世界観を追求しました。

そんな彼の作品ですが、メインとして描いていたのは「人物画」です。人間の描写を通して人の在り方や素顔を追求していったのです。

特に裸婦をモチーフとした作品には定評があり、精密かつ写実的な描写で人気を博しました。

晩年になると「人間を描く」ということを極めた彼はやがて仏画を描くようになります。神々しい仏を描きながらも、そこにはどこか人間的な魅力を感じさせるのが彼の作品の特徴です。

また、仏画ながらモダンな雰囲気を感じさせるという点も彼ならではの特徴です。

この作風は人の生命の根源には「仏の姿」があるのではないかという彼の考え方を象徴していると言えるでしょう。

「向井久万」が手がけた日本画には1枚につきおよそ2,000円から50,000円前後の買取金額がついています。

『向井久万』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。