美濃焼種類焼き物
レア度
買取価格少し高い~非常に高い
備考

美濃焼(みのやき)とは、現在の岐阜県多治見市などの東濃地区で作られている焼物になります。

焼き物の産地は全国に多数ありますが、この美濃焼は国内生産シェアの半分ほどを占めており、最も馴染み深い焼き物と言えるでしょう。

元々平安時代頃から歴史があり、時代が進むにつれて次第に栄えて来ましたが、その文化が花開いたのは、かの織田信長の方針がきっかけです。

経済的に稼ぐ手段とするべく、陶工たちを集合させ厳しい品質管理を行い、質を高めていったのです。この管理法は後に「織部焼」を作った古田織部も踏襲します。

当時桃山文化が花開き、大名や武家、豪商たちが茶の湯を通じて交流を進めていましたので、持ち主の顔が立つ、優れた茶器が必要という背景もありました。

信長亡き後も変わらずに隆盛し、独特の白色が特徴の志野焼や、強烈なほどの独創的なデザインの織部焼などのスタイルが生み出されていきました。

形成や釉薬がけの段階で特別の独創性を全開させていく織部焼は有名ですが、焼成後の冷やし方に工夫を加え、味わいある黒色を出す瀬戸黒など、とにかく多彩です。

江戸時代に入っても窯の改良を成功させるなど進歩を見せ続け、また多くのスタイルが廃れず繁栄し、今日でもこの地方は、日本最大の陶磁器生産拠点になっています。

長い歴史に裏打ちされた多様なスタイルは今日でも大人気で、骨董としても常に注目されています。

多くの有力者の寵愛を受けてきただけに、かなりの期間、日用だけではない、芸術的作風の追求ができていたのも、今日の好みにあっているのかも知れません。

買取価格としては歴史的価値があるものは1万円以上、著名作家の品であれば5万円程度、人間国宝の作品なら20万円程度となっています。

ただ、ほぼ清水焼きに集約された京焼とは異なり、非常に様々なスタイルがあるので、その焼き方ごとの相場をしっかりチェックする必要があります。

『美濃焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の骨董品買取業者で鑑定

焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。

しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。

正しい価値で売るなら骨董品買取業者がおすすめです。

2,高く売るポイントは2社以上

骨董品買取業者の査定額は、お店によって価格差があります。

例えばあるお店が3万円でも、他のお店では6万円だった、というような価格差になった例もあります。

高く売るのであれば、2社以上の査定をして高いお店を見つけましょう。

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