種類 | 焼き物 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
唐津焼とは、現在の佐賀県と長崎県の一部にまたがる地域で作られた焼き物の総称です。
豊臣秀吉の朝鮮侵攻のわずかに前、1580年代あたりから興隆し、それ以来焼き物の本場として栄えてきました。
唐津焼の特徴は強みのある土が生み出す、素朴で力のある風合いです。また、名器と言えども鑑賞だけでなく、日常の用途に実用してこそ本性が際立つのも特性です。
伝統的な技法が今なお残ってもおり、器を固める際には、蹴ろくろ(足で使うろくろ)を回し、外側を木の板で叩いてならします。
また、化粧土と鉄を器に乗せ、後に鉄のみ落とす「掻落とし」と呼ばれる工程も特徴的な手法ですね。単に色を塗るのではなく盛り落とすことで迫力を出すのです。
これらの作風により唐津焼は薄いながらも密度と迫力、そして立体感ある色彩を感じさせる絶品に仕上がるんですね。
江戸期に隆盛を誇ったが故の薪の伐採やそれに伴う規制、明治維新による衰退などもありましたが、決して途絶えることなく進み続けています。
下地のなる技術の高さ、土の良さがあるからこそ、作家の自由な発想を体現できる唐津焼は現在でも非常に人気が高いですね。
なお、興隆から江戸時代の衰退期までの数十年間に作られた唐津焼は、特に「古唐津」と呼ばれ大変珍重されています。
茶人に愛されるだけの端正さ、完成度の高さを誇りつつも、在野ならではの逞しさを持つその作風は、なかなか他では見られない独特のものだと言えます。
買取相場は価値のあるものは1万円以上となっています。人間国宝や人気作家の作品であれば10万円程度が期待できます。
実用的でありながら、世の茶人にも好まれたのが唐津焼ですから、作家性に優れた良い品も多く存在しており、買取への期待も高いのです。
『唐津焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の骨董品買取業者で鑑定
焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。
しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。
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