画家種類日本画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「松尾敏男(まつお・としお)」は生前各地で講演会などを行い、後進画家の育成に貢献した日本画家です。

彼は1926年3月9日に長崎県長崎市で生まれました。中学生時代にはすでに絵を描くことが好きであった敏男でしたが、一方で運動神経もよく、体操選手としても注目を浴びていました。

17歳ごろから堅山南風に弟子入りし、日本画を学んでいくにつれてだんだんスポーツへの興味よりも日本画への興味が勝っていき、その道に進むことを決心しました。

師のもとで技術の向上に全力を尽くしていき、23歳の時に院展で初入選を果たし、画壇デビューを飾りました。それ以後も院展を中心に出品を重ね、それとともに受賞歴を積み重ねていきました。

幾度もの受賞歴を持っていたことから画家としての技術が認められ、1988年には多摩美術大学の教授に就任しました。

画家として院展で華々しい経歴を持つ松尾敏男ですが、その作風は伝統的な日本画の技法を非常に大事にしています。

繊細な線の描き方で描かれる花などには日本的な美が濃縮されているといってもよいでしょう。特に色の濃淡を使い分けている色遣いの点については一級品です。

また、そのモチーフについては日本画におけるベーシックなものだけでなく、独創性豊かなものを採用しています。

『貧しき人々』という作品はその代表格であり、インドの人々の姿が描かれています。題名から漂うマイナスの雰囲気とは裏腹に、そこに描かれている人々は貧しさの中でも日々の生活を楽しんでいる、そんな強さを感じられる一枚となっています。

買取価格は複製画の場合は10,000円から350,000円前後の買取金額がついています。牡丹の花図だと100万円程度となっています。

中古市場では富貴花や牡丹といった花を題材にした作品が多く出回っており、その全ての買取金額は異なっています。

『松尾敏男』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。