【葛飾北斎】の買取価格、相場と詳細について

「葛飾北斎」は江戸時代の後半に活躍した日本を代表する浮世絵師です。

江戸時代後半には町民文化を象徴する化政文化が栄えました。この文化の中で中心を担っていた人物の一人が葛飾北斎でした。

特に「富嶽三十六景」は中学校の教科書にも掲載されており、日本で最も有名な絵画の一つといっても差し支えがないでしょう。

作風は極めて写実的で、生き物を描けばまるで生きているかのような躍動感を持っています。

彼は14歳の頃から木版画の仕事をしていましたが、やがて自らの力で作品をつくりあげたいという欲求が高まっていき、18歳の時に浮世絵師への道を歩み始めました。

浮世絵の技術を学んでいく傍らで当時国内最大勢力であった狩野派などの日本画を、さらには洋画にわたるまで広いジャンルの絵画についてを勉強していきました。

世の中にあるものの全てをジャンル問わず絵画として残した彼は生涯に3万点以上の作品を残しています。

彼がスケッチしたものをまとめた「北斎漫画」は国内でも高い評価を得ていましたが、1830年には海外に輸出され、フランスのゴッホ、モネ、ゴーギャンといった世界的に有名な画家たちの目にも触れる事となりました。

その結果、北斎漫画は彼らの作品にも大きな影響を及ぼしています。

この功績が認められたからか、アメリカで「この1000年の間で最も大きな功績をあげた世界の人物ベスト100」という企画が行われた際に日本人として唯一ランクインを果たしました。

「葛飾北斎」が製作した作品には1点当たりおよそ数千円から数百万円まで幅広い買取金額がついています。

本人の肉筆によるものだった場合には超高額といって差支えのない金額が期待できます。

版画技術を用いたリトグラフ作品であっても質とその状態が良ければ数十万円ほどの金額が期待できます。

『葛飾北斎』を損せず高額買取してもらう方法とは？

浮世絵は鑑定が難しいため、専門のお店でなければ正確に査定できません。

もしリサイクルショップへ出してしまうと、どんな品物でも1,000円程度の買取りとなってしまいます。

骨董品専門の買取業者へ出すのが無難です。

あまり知られていませんが、骨董品の査定額は買取業者によって金額が違います。

もし１社でしか査定をしていないと、安く買取りされている可能性があります。

２社目では数万円も高くなることはよくあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。