画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「梶原緋佐子(かじわら・ひさこ)」は大正時代から昭和時代を代表する女流日本画家の一人です。

彼女は1896年(明治29年)12月22日に京都の祇園地区で生まれました。

京都府立第二高等女学校に通っていた時代には日本画家でもある千種掃雲からその技術を学びました。さらに卒業後に菊池契月に弟子入りし、さらにその技能を高めるなど、努力を怠りませんでした。

特に戦後の活躍は目覚ましく、1947年の日展においては特選・白寿賞を獲得しました。

その功績が広く認められ、その後は日展の審査員・評議員としても活躍する事となりました。

さて、梶原緋佐子と言えば美人画で知られる人物ですが、彼女の美人画はそれまでの美人画とは一線を画しており、特に戦前の作品にその傾向が顕著に見られます。

従来の美人画は女性の艶やかさや美しさに焦点を当てており、幸せそうな女性像をテーマにしていることが多いです。そんな中で彼女の作風はそれに真っ向から立ち向かっています。

大正時代の女性たちは社会的に地位も低く、苦しみの中を生き抜く女性たちが多く存在していました。そんな女性たちに焦点を当て、全体として暗い印象を与えるものが多くなっています。

華やかさこそないものの、モチーフとなる女性の素顔に真に迫る画風は見る者を圧倒します。

彼女の作品は大正時代の女性たちのリアルな姿に迫っているのです。

戦後になると作風に変化が見られ、正統派の舞妓などをモチーフとした華やかな美人画へと変化していきました。

舞妓の色っぽい姿を丁寧に描いており、凛々しさに加えて清々しさを感じさせるさわやかな画風となりました。

「梶原緋佐子」が手がけた日本画には1枚につきおよそ3,000円から70,000円前後の買取金額がついています。

『梶原緋佐子』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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