画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「穐月明(あきづき・あきら)」は自分だけの力で自らの水墨画を完成させていった日本画家です。

彼は1929年に和歌山県の高野山で生まれました。幼年時代を愛媛県西条市にある実報寺で過ごしました。成長していくうちに絵画への興味が出てきたことから京都市立美術大学洋画科に入学し、1953年に卒業しています。

大学時代は洋画を、大学院時代には日本画を学んでおり、どちらの分野でも高い技術を有していました。

ただ大学院卒業寸前にして、彼の生涯の画家人生を変える出会いが訪れました。

ふとした機会に中国で清時代に活躍した画家・金冬心の画集を見たことで深くそのぎきゅつに感銘を受けます。

これがきっかけで彼は今まで学んできたものをすべて捨て、水墨画の道に進むことを決めたのです。

当時の日本には金冬心ほどの感動を与える水墨が描く画家がいなかったこともあり、彼はその感動を再現すべく独学で水墨画を学び続けました。結局、彼は生涯誰を師と仰ぐこともなく、自らの感覚だけを頼りに作品を制作していきました。

作品の発表はほぼ個展のみだったため、展覧会への出品はあまり行っていませんでした。その関係もあり、入選歴・入賞歴は少なくなっています。

しかし個展を開催するうちに彼の作品は徐々に話題を呼び、現代における水墨画の大家と呼ばれるようになったのです。

2017年4月に誤嚥性肺炎で亡くなってしまったことは日本の美術界にとって大きな損失でした。

しかし彼の歩んできた道のりは決して無駄なものなどではなく、これからの水墨画の世界をさらに進歩させるための礎となっていくことでしょう。

「穐月明」が手がけた日本画には1枚につきおよそ3,000円から70,000円前後の買取金額がついています。

『穐月明』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。