画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「吉田善彦」は日本画の世界だけでなく、イタリアの壁画の研究も行った日本画家です。

彼は1912年(大正元年)10月21日に現在の東京都品川区で生まれました。従兄弟には天才画家として知られる速水御舟がおり、そんな才能あふれる彼の作品と触れていくうちに自らも画家を目指すようになりました。

そして17歳の時から速水御舟に弟子入りし、絵画についてを学んでいきました。しかし1935年には御舟が急死してしまい、新たに小林古径のもとに弟子入りしています。ここでまた新たな技術を習得することにより彼の作品はさらに深みを増していくのです。

1937年には院展に出品した『もくれんの花』で初入選を果たすと、1940年に出品した『富士月明』は文部省に買い上げされました。

このように彼は日本画家としての実力が認められたことにより、法隆寺金堂壁画模写事業のメンバーに抜擢されました。

模写事業の中では橋本明治の助手として弥勒浄土図などの模写に貢献しました。

戦後になっても彼の名声は衰えることがなく、1970年代から1980年代には文部大臣賞や総理大臣賞を続けて受賞しています。若手画家の育成機関である東京藝術大学でも教授としてその技術を後進に伝えました。

彼独自の技術として「吉田様式」というものがあります。これは速水御舟の「古典を尊ぶ」という教えと、模写事業を通じて習得した技術の集大成と呼べるものです。

色を塗った部分に金箔でベールをかぶせるようにし、その上からさらに色を重ねていくという手法で、これにより柔らかい光を表現することに成功しました。

「吉田善彦」が手がけた日本画には1枚につきおよそ6,000円から60,000円前後の買取金額がついています。

『吉田善彦』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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