画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「秋野不矩(あきの・ふく)」は昭和時代に新しい日本画を開拓していった女流日本画家です。

彼女は1908年7月25日に静岡県磐田郡(現在の磐田市)で生まれました。18歳の時に現在の静岡大学教育学部を卒業し、教師になったものの絵画に対する想いは依然として強いものがあり、1927年から石井林響に弟子入りしました。

ここで2年間研鑽を積んだ彼女は1929年から西山翠嶂が設立した青甲塾に通うようになりました。

十分な研鑽の期間を経て1930年には帝展で初めて入選、ここから彼女の画家としての人生が始まります。

戦後には仲間たちとともに創造美術の結成に携わり、戦後の日本画壇を支える重要人物としての地位を確立しました。美術界への貢献はこれに留まらず、京都市立芸術大学で教授に就任しており、およそ25年間後輩の育成に努めました。

さて、彼女の作風ですが、日本画でありながら日本画らしくないという点が挙げられます。この様な作風になったきっかけは1962年に客員教授としてインドの大学に赴いたことです。

インドの風土や美術の良さに心奪われた彼女はインドや中近東の趣きを日本画に取り込めないかを考えるようになり、この地の材料を用いた日本画を描き出すことに成功しました。

そのため当時の日本画家たちの作品と比べると、彼女の作品は色遣いやタッチに独特のセンスを見ることができるのです。

また、日本画の題材として頻繁に使用される花鳥風月を嫌っており、彼女自身モチーフとして採用することはほとんどありませんでした。

彼女は風景や人物、寺院などに強いインスピレーションをうけていたため、そういったものを描くことが多かったようです。

「秋野不矩」が手がけた日本画には1枚につきおよそ5,000円から50,000円前後の買取金額がついています。

『秋野不矩』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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