画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「山下関城(やました・かんじょう)」は無所属の画家であり、生涯を通じて個展で自らの作品を発表していた人物です。

彼は1910年(明治43年)に香川県で生まれました。
本名は関太郎といい、「関城」という画号は後につけられたものです。

昭和13年に京都市立絵画専門学校を卒業したあとに高橋秋華・山元春挙といった大物日本画家のもとで修行を積み、技術の向上を図りました。

彼は日本画壇には属さず、賞を受賞した経歴はありません。しかしながら個展を中心に自らの作品を発表していき、その作品の美しさで徐々に人気が広まっていきました。

そんな山下関城がもっともモチーフに採用していたものが「鯉」です。

鯉という魚は急流を最後まで登りきるその姿が龍のようであるという逸話から出世魚と言われています。

そんな上品で力強い姿に引かれたのか、関城は鯉を題材に数多くの作品を発表していきました。

代表作の一つである『双鯉』は白の中に赤が少し入った鯉と、全身が金色の鯉の2匹が並んで泳いでいるところを描き出した秀作です。

紙の上に岩絵の具を用いて描き出されているこの作品ですが、鯉の非常に細部まで細かに描かれているのが特徴的です。

ウロコの部分まで非常に写実的に描かれていることは彼の観察眼と写生能力の高さを物語っていると言えるでしょう。

さらに。まるで水槽の中からそのまま持ってきたかのようなの構築にも驚かされます。

「山下関城」が手がけた日本画には1枚につきおよそ3,000円から50,000円前後の買取金額がついています。

彼の作品の多くは鯉と言う出世魚として名高い魚をモチーフにしているので縁起の良い場で飾るのにはぴったりの絵になります。

使う場面がはっきりしているゆえにその需要も高くなっています。

『山下関城』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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