【前田青邨】の買取価格、相場と詳細について

「前田青邨」は高松塚古墳壁画模写事業において総監修者を務めた人物です。

彼は1885年1月27日に岐阜県中津川市で生まれました。中学校に入る前に上京し、今日との中学校に通いますが、身体を壊して一度は帰郷してしまいます。

しかし自らの絵に対する愛情を再確認した彼は再度上京し、梶田半古に師事しました。17歳という年齢で日本絵画協会などに出品を行い見事に受賞した彼は、それ以後画家としての道を本格的に歩むこととなりました。

彼は伝統的な大和絵を学んでいくとともに、日本史についても深く研究していきました。こうして歴史画を中心として肖像画や花鳥画など様々なジャンルに手を出していきます。

亡くなる少し前からは法隆寺金堂壁画の模写や高松塚古墳壁画の複写にも携わり、自らの歴史の教養の深さをいかんなく発揮しました。

彼の代表作の一つとして知られているのは『洞窟の頼朝』という作品です。

作中では石橋山の戦いに敗れた源頼朝とその仲間たちが洞窟の中で息をひそめている様子が描かれています。

戦いに敗北しながらいつまた追手が来るか分からないという緊張感からか、その全体像から張り詰めた空気を感じることができます。

この作品の素晴らしいところは平安時代末期の武士たちがつけていた鎧兜を忠実に表現している点にあります。これこそ彼が歴史を長年研究してきた集大成ともいえるものです。

『洞窟の頼朝』は近代日本画における名画であるとして重要文化財に指定されました。また、近代美術シリーズとして切手のモチーフにも採用されるなど、その素晴らしい技術を全国に広めました。

「前田青邨」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から350,000円前後の買取金額がついています。歴史画では1,000万円クラスもあります。

『前田青邨』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。