画家種類日本画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「松林桂月(まつばやし・けいげつ)」は明治時代から戦後に至るまでに長い期間日本画壇において活躍していた人物です。

彼は1876年8月18日に山口県萩市で生まれました。小学校時代から画家を目指しており、卒業後に上京して幕末から活躍していた南画家(文人画)・野口幽谷に師事しました。

彼のもとで学んでいき高い技術を身に着けた桂月は師匠の教えと技術を踏襲した作品を多く製作し、ついには南画界の重鎮と呼ばれるまでになりました。

野口幽谷が亡くなった後には他の日本画家に師事する事もなく、自らの日本画を究めていきます。

そんな松林桂月が得意としたのは水墨画です。

水墨画自体が日本において古典的であると言われるにもかかわらず、彼の水墨画にはどこか目新しさを感じられる点が特徴的であり、これは墨の濃淡を完璧なまでに使いこなしていることによります。

平面に描かれる水墨画でありながら、そこには墨の濃淡による立体感が生み出されているのです。

また、近代絵画の流れを汲んでいるためか写実的に描かれている点や中国で作られた漢詩などの素養を作品の中に取り込むという難しいことをいとも簡単に成し遂げています。

彼の作品にはこうした様々なことに精通しているという、品格の高さが表れています。
これらの作風から、彼は時に「最後の文人画家」と呼ばれていました。

構図にも彼独自のカラーがあり、右上を起点として左下に終結していくという手法を用いています。これにより、1枚の絵の中に物語性を含ませているのです。

「松林桂月」が手がけた日本画には1枚につきおよそ20,000円から200,000円前後の買取金額がついています。

活躍していた時代が昔である関係上、彼の作品には古典としての価値もあります。

『松林桂月』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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