画家種類日本画
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「菱田春草(ひしだ・しゅんそう)」は主に明治時代に活躍した日本画家であり、日本画の近代化に大きく貢献した人物として知られています。

彼は1874年9月21日に長野県で生まれました。成長していく過程で画家を志すようになった彼は1890年に東京美術学校に入学します。

このとき彼は横山大観の1年後輩として入学しており、当時学校の校長を務めていた岡倉天心を非常に尊敬していました。

しかし岡倉天心は当時の日本画には改革が必要であるとするいわゆる過激派の人物で、保守派の画家たちには疎まれて失脚してしまいました。

その後天心は自らの美学を追求すべく日本美術院を創設しており、菱田春草も横山大観とともにそちらに参加する事となりました。

ここで大観らとともに「朦朧体」と呼ばれる輪郭線を会えて用いない技法を用いて作品を完成させています。しかし当時の人々にはそれは受け入れられることはなく、落選してしまうことも多くありました。

彼の代表作の一つである「落ち葉」は朦朧体の技法を駆使しながらも、今までの日本画がなしえなかった世界観を表現し、それまで彼のやり方に反対していた一派も春草の実力を認めるようになりました。

彼が腎臓炎で亡くなってしまったのはそんな折でした。この知らせに横山大観も非常に驚き、悲しんだとされています。

「菱田春草」が手がけた作品たちには1つにつきおよそ10,000円から600,000円前後の買取金額がついています。

上述の通り37歳という若さで亡くなってしまった彼は作品数そのものが少なくなっています。そのこともあり総じて高値で取引されていることが多いです。

掛け軸の場合、模写であっても数千円程度、肉筆であれば最大で5万円以上で取引されており、本格的な日本画でなおかつ肉筆画であれば相当な高額を期待する事が出来るでしょう。

『菱田春草』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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