画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「長縄士郎」は第24回の院展において内閣総理大臣賞を受賞したことがある日本画家で、現在は日展の参与を務める人物です。

彼は1923年に岐阜県で生まれました。いつしか日本画の道を志すようになった彼は昭和27年に発表した『店粧』という作品でその才能を加藤栄三に見いだされました。

こうして加藤栄三に師事するようになった彼は、師がスケッチに出かけようという時には自分から進んでその下見に行ったと言います。

士郎の師匠に対する尊敬の念を見て取れるエピソードです。

ひたむきな姿勢で日本画を学び、向き合った結果、第13回の日展では特選を獲得しました。

それ以降も岐阜県芸術文化賞受賞を受賞するなど、作品の質の高さと彼の日本画に対する姿勢は評価され続けているのです。

この様に確かな実績を積み重ねてきた彼の作品たちを見ていきましょう。

『二人舞妓』という作品は二人の舞妓が並んで描かれている作品です。

登場する二人を同じ角度から見るのではなく、あえて異なる角度から描き出すことによってそれぞれの魅力を描き分けているのが特徴的です。

一人は正面から、もう一人は横顔が描かれています。特に横顔が見える女性のほうはうなじもはっきりと描き出しており、艶やかさを増しています。

また、『涼風漁火』という作品では屋形船を背景に、美しい舞妓の姿を描いています。

このように舞妓を描いた作品が数多く存在していることから、日本的な美しさを研究していた日本画家であったと言えるでしょう。

「長縄士郎」が手がけた作品には1つにつきおよそ20,000円から80,000円前後の買取金額がついています。彼の作品には「士郎」と書かれた落款が入っているためそちらと証書があれば買取金額は上がるかと思われます。

『長縄士郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。