画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~非常に高い
備考

「中村不折(なかむら・ふせつ)」は夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』の挿絵を手がけた洋画家です。

彼は1866年8月19日に現在の東京都中央区で生まれました。まだ幼いころから絵を好んでおり、特に物を描き写すことを熱心に行っていました。

成長していくにつれて彼は様々なジャンルに好奇心を持つようになり、19歳の時には漢籍、南画、書をそれぞれ別々の人物から教わっていました。こうした素養は、彼の後の人生に影響を与えることになります。

彼は小学校で図画と算数を教えていましたが、夏休みなどの長期休暇の折に河野次郎のもとに通い、洋画の基礎を学んでいました。さらに1887年には上京し、小山正太郎から洋画の応用を学びました。

これに飽き足らず、彼はさらにフランスに留学することを決めます。現地ではアカデミー・ジュリアンに入学し、ジャン=ポール・ローランスのもとで人物画を学びました。

この時のフランス留学で、彼は力強さと写実性を両立した人物画を習得しています。帰国後にはその技術を他の画家に継承していくために太平洋画会研究所で教鞭をとりました。

さて、中村不折と言えば留学後に描かれた歴史画が有名です。特に洋画の最先端・フランスで身に着けた技法をもとに東洋の歴史を描き出すというやり方は彼独自のものでした。

『建国剏業』という作品はその一例で、1907年の勧業博覧会で1等を獲得しました。しかしこの作品は天照大神とその周囲の神々を全員全裸で描いてしまったことにより、波紋を呼びました。

彼自身この作品に限らず裸体を描くことが多く、肉感溢れる作品からは一種のエロティズムを感じられることでしょう。

「中村不折」が手がけた洋画には1枚につきおよそ5,000円から150,000円前後の買取金額がついています。

『中村不折』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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