種類 | 洋画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
「藤島武二(ふじしま・たけじ)」は明治時代から昭和時代の前半にかけての長い間、洋画壇で指導者として活躍していた画家です。
彼は1867年10月15日に薩摩藩(現在の鹿児島県池ノ上町)で生まれました。もともとは日本画家を目指しており、川端玉章や当時大きな力を持っていた四条派の画家から学んでいました。
しかし日本画家は彼の感性には合わなかったため、24歳の時に洋画に転向することを決めます。そして山本芳翠や松岡寿に弟子入りした武二は洋画の技術を習得していきました。
明治時代の初めには東京美術学校が開校され、彼もその学校の助教授に就任しました。この人事には黒田清輝の推薦があったと言われています。藤島武二は結果として、およそ半世紀にわたってここで教鞭をとることになります。
彼が生涯をかけて描き続けていたのは「女性像」でした。男性にはない優しさやしなやかさを描き出すことに長けており、彼の描く女性からはふんわりと包み込むような優しさを感じることができるでしょう。
1904年に描かれた『蝶』という作品を見ていきましょう。この作品は花にキスをする女性と、その周辺を舞っている蝶の姿を描いています。女性の描き方もさることながら、蝶の描き方が大変印象的です。
女性の左側には一見すると花と蝶が描かれているように見えます。しかしよく見ると花の部分を形成しているのも蝶であり、まるで錯覚してしまいそうなほどです。
そこに彼の幻想的な世界観があり、見るものを楽しませるのです。
「藤島武二」が手がけた洋画には1枚につきおよそ数千円から150,000円前後の買取金額がついています。海を描いた作品では1,000万円を超えることもあります。
当初は日本画を描いていたものの、日本画の作品はほぼ現存していません。したがって、洋画のみが買取の対象となります。
『藤島武二』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,買取実績のある専門業者に申し込む
洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。
しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。
骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。
2,査定は2社以上がおすすめ
骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。
業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。
そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。
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