【藤田嗣治】の買取価格、相場と詳細について

「藤田嗣治（ふじた・つぐはる）」はパリの西洋画壇で絶賛を浴びた洋画家です。

彼は1886年11月27日に現在の東京都新宿区で生まれました。彼は子供の頃から絵を描いており、高校を卒業するときにはすでに画家としてフランスに留学したいという野心を持っていました。

森鴎外の勧めもあって東京美術学校に入学しますが、当時黒田清輝を中心として形成されていた洋画の在り方に疑問を感じ、勉学ではなくその他の部分を大事にするようになります。

在学中も文展などに出品を行っていましたが、黒田清輝などから彼の作品は不評であり、落選する日々が続いています。これに対して彼は「（審査員は）表面的な技法ばかりにとらわれている」といって落胆したと言われています。

1913年にはそんな日本の洋画壇に嫌気がさし、ついにフランスに渡ることを決意します。モンパルナスに住むようになり、偶然隣人となったアメデオ・モディリアーニは彼の親友となりました。

パリではキュビズムやシュールレアリスムなど日本には持ち込まれていなかった最新の絵画思想が溢れており、彼は大きな衝撃を受けています。

さて、藤田嗣治の作風を見ていきましょう。彼独自のものと言えるのは、西洋画の世界に日本画の手法を取り入れた点です。当時のパリ市民にとって日本画の技法や世界観はとても新鮮なものに映り、大絶賛されました。

また、裸婦像を描いた際にはその肌の色が独特で、「乳白色の肌」と称されています。透き通るような肌の質感は、まるでそこに女性が横たわっているかのようなリアリティを放っていたのです。

「藤田嗣治」が手がけた洋画には1枚につきおよそ10,000円から700,000円前後の買取金額がついています。

ただ少女を描いた作品は1,000万円以上の価値がつきやすくなっています。

また本人のサインが入っているものは希少価値が高く、比較的高額の査定になる可能性が高いでしょう。

『藤田嗣治』を損せず高額買取してもらう方法とは？

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、２社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。