画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~お宝級
備考

「黒田清輝」は近代日本における洋画の発展に大きな貢献を果たした画家です。

彼は1866年8月9日に現在の鹿児島県鹿児島市で生まれました。17歳の時に法律家になるための勉強をすべくフランスに留学します。しかし海外での経験は彼の人生の選択に新たな選択肢を増やしました。

特にパリでは洋画家として活躍していた山本芳翠や藤雅三と出会い、本場の洋画に触れたことにより、1886年に彼は法律家ではなく画家になることを心に決めました。そしてラファエル・コランに弟子入りしていきました。

留学前に漢学塾二松學舍で水彩画や鉛筆画を習っていた彼はもともと絵の素養があり、1891年、1893年の2度にわたってフランスの展覧会で入賞を果たしています。

日本に戻ってからはフランスで学んだ技能を他の画家たちに伝えるべく、美術教育者として明治時代の日本洋画界に貢献していくことになります。東京美術学校に洋画科が発足した際には教授に迎えられました。

彼の作品で最も有名なものと言えば『湖畔』でしょう。芦ノ湖の湖畔で涼をとる女性の姿が描かれたこの作品は、中学校の教科書や資料集にも掲載されている名作です。

この絵のモチーフとなったのは彼の妻・照子です。箱根に避暑旅行に行った際に描かれたという経緯があり、箱根の美しい風景とそこに佇む最愛の妻の姿を写実的にとらえています。

背景については写実的であるだけでなく、淡い色調と全体的にバランスの取れた筆致で描かれていることもあり、そこには詩的な美しさが宿っているのです。もともとこの作品には『避暑』という題名がついていました。

「黒田清輝」が手がけた洋画や掛け軸には1枚につきおよそ20,000円から1,000万円前後の買取金額がついています。

特に女性裸体像の作品は1,000万円を超えることがあります。風景画でも100万円以上が期待できます。

『黒田清輝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。