菓子器種類茶道具
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

菓子器とは、特に茶道の世界において、お菓子を入れておく器を指します。

茶席にはお点前の前にお茶菓子を食べる習慣があり、それを入れる器も必要になります。

菓子器には2つの種類があります。

濃茶には饅頭や羊羹などの菓子が四季をイメージして用意され、容器として「主菓子器(おもがしき)」を使用します。

薄茶には落雁や金平糖などの菓子が用意され、手で直接食する簡単なお菓子を入れる「干菓子器(ひがしき)」を使用します。

主菓子器の中にもお椀である菓子椀、重箱のような緑高、簡略化された銘々盆、菓子鉢などがあり、菓子椀が最も格式高く、次いで緑高という形になります。

干菓子器に関しては、唐物と和風で大別され、漆器から金属製まで様々な種類があります。このチョイスで茶席の風景画変わってきます。

茶席では定法としての茶道具がありますが、菓子器にはかなりの幅があり、その違いによって茶席の格式や雰囲気を変えていけるのです。

現代では最も作法に忠実と言える菓子椀ではなく、適度にフォーマルさとカジュアルさが含まれる緑高を用いるのが主流になっているようです。

確かに、きっちりと漆器で仕上げられた緑高は、抹茶の深い緑色を際立たせる力があり、特別な空間であることを印象付けられます。

とは言え、骨董的価値で見た場合、本式に近い緑高よりも、略式に近かった菓子鉢のようが安いとは限りません。

むしろ、茶碗とはまた違う風合いのある菓子鉢を手がけた名人達者も多く、優れた作品として今に伝わっていたりもするのです。

また、造作以上に素材にこだわる菓子鉢もあり、中には純銀製のものが残されていたりもします。

お茶碗と違って常に抱え持つ必要がないからこそ、重みのある希少金属が使えたのかも知れません。

菓子鉢などの菓子器に関しては、茶道の定法によらなくても本領を発揮できるからか、実用的骨董品としても人気があります。

漆器の菓子椀であれば、蒔絵などの豪華な造作入りのものなら、数千円からの買取価格が望めます。

一方、陶磁器で作られた菓子鉢であれば、清朝で作られた舶来ものや、大名品、人間国宝作品の場合、10万円から50万円の値段がつくこともあります。

『菓子器』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,査定は骨董品鑑定士に

茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。

リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。

安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。

2,買取り金額アップなら2社以上

あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。

高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。

買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。

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